(写真はH30.5.9付)
・R5.7.30仕訳『キララのキ(集英社)』岩館真理子を【不思議・感性】の本棚に追加
・R5.3.25仕訳『宇宙生物学者プラテス(トゥーバージンズ)』さらみを【不思議/感性】の本棚に追加
・R2.10.18仕訳『と、ある日のすごくふしぎ(早川書房)』宮崎夏次系を【不思議/感性】の本棚に追加
・R1.11.4仕訳『イティハーサ(集英社)』水樹和佳を【不思議/感性】の本棚に追加
・H30.7.15仕訳『むかしこっぷり(KADOKAWA)』おくやまゆかを【不思議/感性】の本棚に追加
(写真はH30.5.9付)
・R5.5.21仕訳『衒学始終相談(白泉社)』三島芳治を【不思議/理性】の本棚に追加
・R4.8.11仕訳『ECCENTRICS(小学館)』吉野朔実を【不思議/理性】の本棚に振替
・R3.12.18仕訳『ダーウィン事変(講談社)』うめざわしゅんを【不思議:理性】の本棚に追加
・R1.9.14仕訳『ロボ・サピエンス前史(講談社)』島田虎之介を【不思議:理性】の本棚に追加
・R1.8.31仕訳『死神の惑星(集英社)』明智抄を【不思議:理性】の本棚に追加
・R1.8.31仕訳『砂漠に吹く風(エンターブレイン)』明智抄を【不思議:理性】の本棚に追加
・H31.4.16仕訳『タピシエール(秋田書店)』関根美有を【不思議:理性】の本棚に追加
・H30.8.11仕訳『LIMBO THE KING(講談社)』田中相を【未分類】から【不思議:理性】の本棚に振替
・H30.8.7仕訳『イワとニキの新婚旅行(秋田書店)』白井弓子を【未分類】から【不思議:理性】の本棚に振替
〈摘要〉所感
漫画の絵の役割は複合的だ。描がき出された絵の上で「SF」と「少し不思議」は線引きできないように思う。『勇者ヴォグ・ランバ』的に言うと、物理と意識の重なる領域。ここに踏み込んでいく作品に魅力を感じる。
個人的に、ストーリーの因果関係には興味が薄い。印象的な一コマさえあれば前後の辻褄は合わなくてもいいと思っている。
この「印象的な」を言い換えると「不思議」。一目で分からないが、何かを確信して胸が高鳴る。自分の理解の外に出て漫画を読んでいると実感する。
もう一方で、規律を持った作品にも静かな美しさが宿ると思う。検算が終わった帳簿のように、恣意性が排除された(もしくは適切に表示された)作品ほどそう感じる。
以前、作成後50年以上経った手書きの会計帳簿を見せてもらったことがある。神社にお参りした時ような、崇高なものに触れた心持ちがした。博物学的な感じに近いのかもしれない。
『pet』も『宝石の国』も、この漫画でしか体験できない感覚があり、その一端に気づけるよう読者に開かれている。人間くささと、人智を超えた世界観が相まった不思議なイメージをもつ作品だ。