複式慕記

漫画本棚の記録。概要は「本棚の目録・リンク」より。記事の日付は投稿順によらず、全て当ブログ開設日の2018年5月9日付となっています。Twitter:やつはし(@rare_and_baked)

本棚【好きな短編】

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(写真はH30.5.9付)

・R5.5.21仕訳『月出づる街の人々(秋田書店)』酢豚ゆうきを【好きな短編】に追加

・R5.1.20仕訳『四十九日のお終いに(KADOKAWA)』沼田朝を【好きな短編】の本棚に追加

・R5.1.2仕訳『うみべのストーブ(リイド社)』大白小蟹を【好きな短編】に追加

・R4.8.13仕訳『東京膜(集英社)』渡辺ペコを【好きな短編】に振替

・R4.4.23仕訳『あと一歩、そばに来て(KADOKAWA)』武田登竜門を【好きな短編】の本棚に追加

R4.4.2仕訳『旅(KADOKAWA)』入江亜季を【好きな短編】の本棚に追加

・R3.12.23仕訳『私は貴兄のオモチャなの(祥伝社)』岡崎京子を【好きな短編】の本棚に追加

・R3.12.9仕訳『あけぼのソックス(太田出版)』安永知澄を【好きな短編】の本棚に追加

・R3.12.9仕訳『あのころ、白く溶けてく(KADOKAWA)』安永知澄を【好きな短編】の本棚に振替

・R3.11.24仕訳『夏を知らない子供たち(KADOKAWA)』山本和音を【好きな短編】の本棚に追加

・R3.11.18仕訳『step by step(エンターブレイン)』安永知澄を【好きな短編】の本棚に追加

・R3.8.1仕訳『ヴィラ21(秋田書店)』長岡良子を【好きな短編】の本棚に追加

・R3.6.26仕訳『百年の孤独講談社)』高田祐子を【好きな短編】の本棚に追加

・R3.6.19仕訳『失恋日記(祥伝社)』柏木ハルコを【電話・手紙・浮気】から【好きな短編】の本棚に振替

・R3.6.19仕訳『電気(白泉社)』藤田貴美を【好きな短編】の本棚に追加

・R3.6.13仕訳『メープルシュガー(集英社)』あきのかなを【好きな短編】の本棚に追加

・R3.5.14仕訳『制服ぬすまれた(小学館)』衿沢世衣子を【好きな短編】の本棚に追加

・R3.2.28仕訳『レミドラシソ(KADOKAWA)』鶴谷香央里を【好きな短編】の本棚に追加

・R2.10.18仕訳『イン・ザ・ポケット(小学館)』谷和野を【好きな短編】の本棚に追加

・R2.10.18仕訳『クラスで一番可愛い子(祥伝社)』山中ヒコを【好きな短編】の本棚に追加

・R2.10.18仕訳『天帝少年(KADOKAWA)』中村朝を【好きな短編】の本棚に追加

・R2.9.8仕訳『あるはずさ、胸の奥に、心のパンが。(コアミックス)』コモンオムを【好きな短編】の本棚に追加

・R2.9.8仕訳『白い道化師(朝日ソノラマ)』夢野一子を【好きな短編】の本棚に追加

・R2.6.22仕訳『与太(青林堂)』ほんまりうを【好きな短編】の本棚に追加

・R1.9.30仕訳『死都調布(リイド社)』斎藤潤一郎を【好きな短編】の本棚に追加

・R1.9.29仕訳『うちのクラスの女子がヤバい(講談社)』衿沢世衣子を【好きな短編】から【青春】の本棚に振替

・R1.8.10仕訳『ヘンテコな愛(一迅社)』ながべを【好きな短編】の本棚に追加

・R1.7.25仕訳『心臓(リイド社)』奥田亜紀子を【好きな短編】の本棚に追加

・H31.4.16仕訳『タピシエール(秋田書店)』関根美有を【好きな短編】の本棚に追加

・H31.4.14仕訳『はつみ道楽(宙出版)』サメマチオを【好きな短編】の本棚に追加

・H31.3.30仕訳『有罪無害玩具(KADOKAWA)』詩野うらを【好きな短編】の本棚に追加

・H30.12.16仕訳『坂の町(KADOKAWA)』嵜山弓を【好きな短編】の本棚に追加

 

〈摘要〉所感

思いもよらないコマで感銘を受けることがある。ああ、いまこの作品を読むべきだったのだと思う。手に取る前は結びつきに無自覚なので、第六感がどうのこうのしているのだろう。

一冊通読するといつも予想以上に疲労感がある。時間と概念を圧縮するセンス。 

安永知澄の『step by step』は、絵とセリフとイメージが異なるテンポで並びながら、一つの話になっていく。不安な時の心の動き、それを後から熟考した時の感じ。チリチリと心が火にさらされる怖さと、観察のため距離をとる冷静さ。思考の繰り返し。その手あとが残されたとても良い漫画だと思う。下巻の最後のカネコアツシ先生との対談もまた良い。

関根美有さんの『ママール・フ・モモール、なりに』は、本棚の全作品をこの一作に置き換えられそうなほどの天文学的な密度。観察するたびに新しいものが見つかる。

本棚を眺めるとき、ロマンを感じたい。極端に言えば、この短編専用の棚をなくすことが生涯の目標かもしれない。