複式慕記

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平成30年5月の月次試算表

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《平成30年5月新刊分》
無印→資金繰り予定表に記載あり:25
※印→資金繰り予定表に記載もれ:8
◎→店頭、知人、twitter等より:12
合計:45

(以下作者名50音順→【計上した本棚】)
蒼樹うめ 微熱空間2→【二人以上暮らし】
安藤ゆき 町田くんの世界7→【ハカセ】
板垣巴留 BEASTARS8→【小心者】
海野つなみ 回転銀河5.6→未分類:作者別秋★枝海野つなみサライネス高浜寛
逢坂みえこ 獣医者正宗捕物帳1→【絵が好き】【絵師】
※大谷紀子 空飛ぶタイヤ上→【演出・脚色】
オノナツメ レディ&オールドマン5→【珈琲・煙草・映画】
加納梨衣 スローモーションをもう一度7→【ラブコメ】(【アイドル・宗教】)
※河上だいしろう シガレット&チェリー2→【珈琲・煙草・映画】
久世番子 宮廷画家のうるさい余白1→【絵師】
熊倉隆敏 十二人の死にたい子どもたち2→預入中
※倉薗紀彦 オートマトン1→【革命】
桑原太矩 空挺ドラゴンズ4→【乗り物】
小池田マヤ 仕事は狼ではなく森へは逃げない下→未分類:女性誌その他①
こしのりょう 銀行渉外担当竹中治夫大阪編3→未分類:青年誌講談社
小林銅蟲 めしにしましょう5→【戒め】
小林まこと 女子柔道部物語4→【オタク・脳筋
◎佐藤二葉 うたえ!エーリンナ→【音楽・魔法】
末次由紀 ちはやふる38→(預入中)
瀬下猛 ショート黒松→未分類:新規検討中【ポジション】
大沖 たのしいたのししま1→【村】
◎竹内絢香 探偵シナイ1→(預入中)
田村由美 ミステリと言う勿れ2→【議論・思索】
◎鶴谷香央理 メタモルフォーゼの縁側1→【休日】
nifni 左ききのエレン3→未分類:青年誌集英社小学館
丹羽庭トクサツガガガ13→【オタク・脳筋
野田彩子 潜熱2→未分類:青年誌集英社小学館
春場ねぎ 五等分の花嫁4→(預入中)
東本昌平 雨はこれから3→【乗り物】
◎東野柚子 素直なカラダ→未分類:青年誌講談社
平尾アウリ 推しが武道館いってくれたら死ぬ4→【アイドル・宗教】
※藤緒あい 麗しのサブリナさん1→【肝の座った女性】
藤本正二 終電ちゃん5→【乗り物】
ふじもとゆうき シェアハウス金平糖北千住1→(預入中)
堀尾省太 ゴールデンゴールド4→(預入中)
◎まんしゅうきつこ 湯遊ワンダーランド1→【わびしさ】
◎三浦秀雄 戦士に愛を1→預入中
三原和人 はじめアルゴリズム3→【研究開発】
深山靖宙 魔法使いの印刷所1→預入中
ヤマシタトモコ 違国日記2→【二人暮らし】
◎やまだはるか うもれてきえた→預入中
※山本亜季 賢者の学び舎1→【三人以上暮らし】
山本和音 星明かりグラフィクス→未分類:ビーム系②
渡辺ペコ 1122 3→【二人暮らし】

各本棚のリンク↓

comic-bookkeeping.hatenablog.com

 

〈摘要〉所感

5月は量を読んだ。新刊分は平均値ぐらいだが、冒頭写真のGW分は5月新刊とは別だ。この他にも仕事の読書や、このブログの設立にもある程度の時間を割いたので、明らかに容量を超えた印象だ。原因ははっきりしている。確定申告で働きすぎたのと、終わって嬉しくて買い込みすぎたせいだ。写真分はほぼ3月・4月の購入分の繰り越し。3月に3週間ぐらい本屋に行けてない期間があったのでこうなる。当然1冊1冊にかける集中力も減退していたことだろうし、何よりコミティアで買った分が現時点でほとんど読めてない、1ヶ月経つとゆうのに。作家の皆さんに申し訳ない気分だ、額に「敗北」と書いて今日を過ごしたい。反省はこのくらいにする。

 

5月は『ショート黒松』。

単行本になるとまたすごく良い。

私も元高校球児。

ポジションは外野の補欠。

腰を故障してからは基礎トレの日々でした。

ショートは花形だ。

同輩からも一目置かれていて、

部室でもちょっといいポジションに居座っていたりする。

練習でならば

わたしもショートの守備位置につき、

ノックを受けたことがある

求められる機敏さや足運びのセンスに

「こりゃ向いてねーわ」と思ったものだが

広い守備範囲を

球際めがけて駆け回る体験は

本当に気持ちがよかったのを覚えている。

第1話の

夜の市営球場でのショートからの景色、

また第4話の

9回裏のレフトからの視界は、

野球経験者でなくても

何か感じ入ることがあると思う。

スポーツの良さを理解できる大人に育ててくれた両親に感謝したい。

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(瀬下猛『ショート黒松(講談社)』、第4話「近くて遠い」)

 

町田くんの世界』は最終巻。

もう、どれだけ惚れさせたら気がすむの。

余計なことは言うまでもないですが、

どんどん良くなって、最後まで良かった。

要所で出てくる

この↓ポワポワしたトーンのモノローグは

作者の安藤先生なのか、

猪原さんなのか、

いずれにしても

ポワポワと優しい気持ちになる。

なんだかまた両親に感謝。

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安藤ゆき町田くんの世界集英社)』1巻、第1話「今日の町田くん」)

 

バンドデシネの邦訳は

スクイテン&ペータースの『パリ再訪』が出た。

待ってた。最高。

ビッグコミックの増刊では

開きを逆にして、

白黒で掲載されていた。

今回の邦訳単行本では、

原書では2冊のところを1冊にして、

(64ページまでが1巻)

カラーで出版。

パリの街並みを

100年以上先の未来に再構築して

その中にスクイテンが実際にデザインした

地下鉄の駅を登場させちゃったりするのだから

スケールがすごい。

カレー沢薫

「推しは出た瞬間黒字」

(『カレー沢薫の廃人日記(幻冬社)』)

と言っていて、

これまで「何をそんな…」と思っていたが

完全に理解した。

邦訳BDは手を出しづらいというかたがもしいたら

「そういうことです」とお伝えしたい。

ペータースの構想も

スクイテンの絵も

驚くほど素晴らしいです。

ゆっくり時間をかけて、読み返したい。

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(画フランソワ・スクイテン、作ブノワ・ペータース『パリ再訪(小学館)』p61)

 

この他にも…

「なんでわたしさあ…舞菜のこと産んでないんだろ…産めてたら舞菜が生まれた時からファンできたのに…

という至言が出た『推し武道』の新刊

 

BLにはまったおばあちゃんの素敵さが話題の

『メタモルフォーゼの縁側』

 

好きすぎて思わず複数冊買った逢坂みえこ先生の新作

『獣医者正宗捕物帳』

 

小池田先生の「呟木」シリーズの最終作

『仕事は狼ではなく森へは逃げない』

 

2巻が出た『違国日記』は、

フィーヤン6月号掲載分、入学式での振る舞いを主人公の朝に「愚かだった」と思わせるくだり

他に読んだことがなく、かつ読みたかった表現だった。凄いと思う。

 

イベントは5/28の「B&B」の

『ランバーロール』のトークイベント、

本当に行けて良かった。

登壇者の皆さん

漫画や小説の良さを言葉にする力がすごい。

「描きたかったモチーフは、作品が出来上がると結局描かなくて良くなる」

「うまく描けたものは、自分が体験したことの記憶ように思い出せるし、そういうものを描きたい」

「大事ではないけど、記憶に強く残っていること。そういう記憶へのアクセス方法、回路を作ることが漫画や小説だとできる」

という話など(すごく端折ってますが)が、

聞いていてとても興味深かった。

何より、作品の作り方を語る皆さんが楽しそうで、

お酒が進みました。

 

5月もよく読んで、よく働きました。拝/