(写真はR3.10.27付)
・R5.10.14仕訳『EVOL(KADOKAWA)』カネコアツシの6巻を【静かさ】の本棚に追加
・R5.8.6仕訳『プラネタリウム・ゴースト・トラベル(パイ インターナショナル)』坂月さかなを【静かさ】の本棚に追加
・R.5.22『針と羊の舟(KADOKAWA)』幌琴似を【静かさ】の本棚に追加
・R4.1.15仕訳『青の戦士(双葉社)』谷口ジローを【静かさ】の本棚に振替
《所感》
香りが記憶を呼び起こし、音声が時系列を意識させる。静かな場面には、時間の流れからふっと外れたような感覚がある。
漫画を読んでいる最中はキャラクターの声色を想像しないようにしている。読みながら気に止まったことがらも頭の中に残さず、手元のメモに書き出してしまう。持ち帰りすぎないよう、すがりつかないよう、気持ちのこわ張りをほぐす。そうすると、作品内の静けさを受け取る準備ができる。音声が脱色された、漫画の世界のルール。記憶の順序を解き放って、夢の中のように漫画を読みたい。
……そんな夢みがちな自意識を最優先しているので、漫画原作のアニメーションには苦手意識がある。声優さんの誠実な解釈と声色に、どこか緊張してしまう。寂しいことだが、アプローチの違いによるものなので仕方がないのだろうと思う。
この棚の漫画には特に、思い出される情景がある。