複式慕記

漫画本棚の記録。概要は「本棚の目録・リンク」より。記事の日付は投稿順によらず、全て当ブログ開設日の2018年5月9日付となっています。Twitter:やつはし(@rare_and_baked)

本棚【花】

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(写真はR3.11.8付)

・R4.2.19仕訳『花・花穂子(集英社)』塩森恵子を【花】の本棚に追加

・R4.1.14仕訳『花ぶらんこゆれて…(集英社)』太刀掛秀子を【花】の本棚に追加

 ・R4.1.12仕訳『オープンクロゼット(小学館)』谷和野を【花】の本棚に追加

・R4.1.8仕訳『フリージア小学館/愛蔵版:KADOKAWA)』松本次郎を【花】の本棚に振替

《摘要》所感

街の花屋、学校の花壇、自宅のベランダ、窓辺の鉢植え。一面の花畑よりも、片隅の、多くてひと抱えの花を身近に思う。

著者が花に託した内面のイメージたとえば『スキップとローファー』で美津未がナオに贈ったシロツメクサの腕輪のような、当事者にしか分からないニュアンスを、分からないまま知ることができる。

この棚を作ったきっかけは『星降る花屋』。花を買おうかと思う気持ち、贈りたい気持ちが描がかれていて、とても良い漫画だった。

漫画は誰かに話したいと思いながら読むのが自然なのかもしれない。本棚に押しこめるように読んでしまい申し訳なく思う。個人的な思い入ればかりで色気のないレイアウトになってしまった。

 

本棚【バレエ・バレー・ダンス】

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(写真はH30.5.9付)

・R4.2.28仕訳『ナビレラ』HUM・JIMMYを【バレエ・バレー・ダンス】の本棚に追加

・R4.2.15仕訳『フラワー・フェスティバル(小学館)』萩尾望都を【バレエ・バレー・ダンス】の本棚に追加

・R4.2.15仕訳『踊り場にスカートが鳴る(一迅社)』うたたね游を【バレエ・バレー・ダンス】の本棚に追加

・R4.2.15仕訳『ダンス・ダンス・ダンスール(小学館)』ジョージ朝倉を【バレエ・バレー・ダンス】の本棚に振替

・R3.11.20仕訳『ボールルームへようこそ講談社)』竹内友【バレエ・バレー・ダンス】の本棚に振替

・R3.11.20仕訳『ムラサキ(LINE COMICS)』厳男子を【バレエ・バレー・ダンス】の本棚に追加

・R3.11.20仕訳『ワンダンス(講談社)』珈琲を【バレエ・バレー・ダンス】の本棚に振替

・R3.11.5仕訳『メダリスト(講談社)』つるまいかだを【バレエ・バレー・ダンス】の本棚に振替

・R2.9.8仕訳『ラヴィアン・ローズ(朝日ソノラマ)』滝沢美之を【バレエ・バレー・ダンス】の本棚に追加

・H31.4.16仕訳『タピシエール(秋田書店)』関根美有を【バレエ・バレー・ダンス】の本棚に追加

・H30.5.9開始仕訳『SWAN』『アラベスク』『テレプシコーラ』は預入

 

〈摘要〉所感

ボレロを踊るプリシラロバーツ。『Do Da Dancin'』の鯛子さんや『少女ファイト』の蜂谷先輩。ストイック、気魄、人間力。言葉だけでは言い表せない魅力がある。

『その娘、武蔵』で表現されようとしていたことについて。これもうまく言語化できないが、多くの部活動経験者があの独特な雰囲気の中にいたのではないだろうか。

バスティアン・ヴィヴェスの『ポリーナ』はバレエ、ティリー・ウォルデンの『スピン』はフィギュアスケートをモチーフにした邦訳作品だ。どちらも演者と指導者の関係性がとても良かった。

海外作品についてはまだ読み始めたばかり。文化やメンタリティの異同ばかりにとらわれないよう、素直に読んでいきたいと思う。

 

本棚【ヒーロー】

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(写真はR3.10.27付)

・R5.3.25仕訳『間宮さんはバトル展開を期待する(光文社)』丙を【ヒーロー】の本棚に追加

・R4.1.15仕訳『SHY(秋田書店)』実樹ぶきみを【ヒーロー】の本棚に追加

《摘要》所感

連載時には、恥ずかしがって読めずにいた。勧めてもらわなければ読まなかった漫画がいくつもある。

個人的な歴史でいうと、最初のヒーローは『やまだたいちの奇跡』の矢島さんだ。カッコ良すぎる。当時読みながら完全に太一と同じ想いだった。野球を始め、外野手を志望した。パワプロサクセスモードではアストロズの選手たちを勝手に育成した。矢島さんはここぞという場面の代打で起用した。

次の推しは一歩の宮田。「ジョルト」の概念に心酔した。これは今も変わらない。

大学では合気道部に入部した。渋川剛気先生の影響であることは言うまでもない。カイジに影響されて、パチンコ屋でアルバイトもしていた。

書き出すとこの通りだ。根が単純で極端なのだろう……。私のこの浅はかさは、漫画を楽しむ上ではプラスに働いているように思う。

 

本棚【一人暮らし】

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(写真はR3.10.27付)

R5.8.20仕訳『椿荘101号室(マッグガーデン)』ウラモトユウコを【一人暮らし】の本棚に振替

・R5.8.19仕訳『ご飯は私を裏切らない(KADOKAWA)』heisokuを【一人暮らし】の本棚に追加

《所感》

この手前のスペースに買ってきた漫画を置く。いっぱいにならないように読む。わたしにはこのサイズがちょうど良い。

日常の中で思いがけず手にとり、力づけられている。

 

 

本棚【不思議/感性】【不思議/理性】

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(写真はH30.5.9付)

・R5.7.30仕訳『キララのキ(集英社)』岩館真理子を【不思議・感性】の本棚に追加

・R5.3.25仕訳『宇宙生物学者プラテス(トゥーバージンズ)』さらみを【不思議/感性】の本棚に追加

・R2.10.18仕訳『と、ある日のすごくふしぎ(早川書房)』宮崎夏次系を【不思議/感性】の本棚に追加

・R1.11.4仕訳『イティハーサ集英社)』水樹和佳を【不思議/感性】の本棚に追加

・H30.7.15仕訳『むかしこっぷり(KADOKAWA)』おくやまゆかを【不思議/感性】の本棚に追加

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(写真はH30.5.9付)

・R5.5.21仕訳『衒学始終相談(白泉社)』三島芳治を【不思議/理性】の本棚に追加

・R4.8.11仕訳『ECCENTRICS(小学館)』吉野朔実を【不思議/理性】の本棚に振替

・R3.12.18仕訳『ダーウィン事変(講談社)』うめざわしゅんを【不思議:理性】の本棚に追加

・R1.9.14仕訳『ロボ・サピエンス前史(講談社)』島田虎之介を【不思議:理性】の本棚に追加

・R1.8.31仕訳『死神の惑星(集英社)』明智抄を【不思議:理性】の本棚に追加

・R1.8.31仕訳『砂漠に吹く風(エンターブレイン)』明智抄を【不思議:理性】の本棚に追加

・H31.4.16仕訳『タピシエール(秋田書店)』関根美有を【不思議:理性】の本棚に追加

・H30.8.11仕訳『LIMBO THE KING(講談社)』田中相を【未分類】から【不思議:理性】の本棚に振替

・H30.8.7仕訳『イワとニキの新婚旅行(秋田書店)』白井弓子を【未分類】から【不思議:理性】の本棚に振替

 

〈摘要〉所感

漫画の絵の役割は複合的だ。描がき出された絵の上で「SF」と「少し不思議」は線引きできないように思う。『勇者ヴォグ・ランバ』的に言うと、物理と意識の重なる領域。ここに踏み込んでいく作品に魅力を感じる。

個人的に、ストーリーの因果関係には興味が薄い。印象的な一コマさえあれば前後の辻褄は合わなくてもいいと思っている。

この「印象的な」を言い換えると「不思議」。一目で分からないが、何かを確信して胸が高鳴る。自分の理解の外に出て漫画を読んでいると実感する。

もう一方で、規律を持った作品にも静かな美しさが宿ると思う。検算が終わった帳簿のように、恣意性が排除された(もしくは適切に表示された)作品ほどそう感じる。

以前、作成後50年以上経った手書きの会計帳簿を見せてもらったことがある。神社にお参りした時ような、崇高なものに触れた心持ちがした。博物学的な感じに近いのかもしれない。

『pet』も『宝石の国』も、この漫画でしか体験できない感覚があり、その一端に気づけるよう読者に開かれている。人間くささと、人智を超えた世界観が相まった不思議なイメージをもつ作品だ。

 

本棚【武士・忍者】

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(写真はR1.8.20付)

・R5.10.7仕訳『MUJINA INTO THE DEEP(小学館)』浅野いにおを【武士・忍者】の本棚に追加

・R2.6.22仕訳『白土三平自選短編集(平凡社)』白土三平を【武士・忍者】の本棚に追加

・R2.4.26仕訳『十六桜(角川書店)』大前田りんを【武士・忍者】の本棚に追加

・R1.10.18仕訳『忍び無惨伝(アップルBOXクリエート)』小山春夫を【武士・忍者】の本棚に追加

・R1.10.14仕訳『微笑剣(芳文社)』『炎の剣士(芳文社)』臣新蔵を【武士・忍者】の本棚に追加

・R1.7.14仕訳『風盗伝(秋田書店)』横山光輝を【武士・忍者】から【革命・執念】の本棚に振替

・R1.7.7仕訳『闇の土鬼(小学館)』横山光輝を【武士・忍者】の本棚に追加

・R1.7.4仕訳『ムカデ戦旗(小学館)』森秀樹を【武士・忍者】の本棚に追加

 

《摘要》所感

身分と技術と生き様。

『男たちのバラード』、8章「かげろう花伝」が傑作。 

襤褸の剣鬼」(『テロルの箱船』収録)、岡田以蔵の絵が良い。

『血笑鴉』、2話と21話〜が入っていないが、この写真の版の並びが好き。

『忍法秘話掲載作品(全)』、忍者が関係しない話も多い。「いっそへこき虫に生まれたらよかった(忍法屁話)」「私の体の中にあなたの植民地があるような気持ちでたいせつに使用させて頂きます(空のサイフ)」など名言多数。

へうげもの』、あの王貞治の衝撃が忘れられない。王氏はカムイ伝の巻末にも感想を寄せていた(7巻)。

『豪傑二人』、前半はとみ新蔵による可児才蔵の自伝的作品。恐らく史実に存在しない猪又強右衛門(いまたごううえもん)という人物にグッとくる。『微笑剣』収録の「蛮勇熊王丸」は当作のリメイクか。後半パートは山松ゆうきち。絵も話も驚くほどゆるい。 

劇画も貸本マンガもまだほんの少しかじった程度。心惹かれたものから読み進めて行こうと思う。

 

本棚【二人暮らし】【三人以上暮らし】

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 (写真はH30.5.9付)

・R5.8.6仕訳『ハガネとわかば双葉社)』キザキ・渡辺こよを【二人暮らし】の本棚に追加

・R4.2.17仕訳『今夜すきやきだよ(新潮社)』谷口菜津子を【二人暮らし】の本棚に追加

・R3.2.20仕訳『あんじゅう(白泉社)』幾花にいろを【二人暮らし】の本棚に追加

・R2.11.5仕訳『ぼくはおとうと(講談社)』小原愼司を【二人暮らし】の本棚に追加

・H30.8.7仕訳【二人暮らし】と【三人以上暮らし】の本棚を合併

 

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 (写真はH30.5.9付)

・R5.10.29仕訳『令和元年のえずくろしい(リイド社)』大山海を【三人以上暮らし】の本棚に追加

・R4.5.5仕訳『おとなのずかん改訂版(小学館)』イトイ圭を【三人以上暮らし】の本棚に追加

・R2.8.4仕訳『100万円の女たち(小学館)』青野春秋を【好みの絵】から【三人以上暮らし】の本棚に振替

・R1.12.2仕訳『摩利と新吾白泉社)』木原敏江を【三人以上暮らし】の本棚に追加

・R1.9.16仕訳『ゆりあ先生の赤い糸(講談社)』入江喜和を【未分類:女性誌講談社】から【三人以上暮らし】の本棚に振替

・R1.9.7仕訳『月の行方(祥伝社)』かわみなみを【三人以上暮らし】の本棚に追加

・R1.8.24仕訳『三日月とネコ(徳間書店)』ウオズミアミを【三人以上暮らし】の本棚に追加

・H30.8.7仕訳【二人暮らし】と【三人以上暮らし】の本棚を合併

・H30.6.8仕訳『魔法のリノベ 特別編』星崎真紀を【三人以上暮らし】の棚に売掛計上

・H30.6.2仕訳『賢者の学び舎(小学館)』山本亜季を【三人以上暮らし】の棚に追加

 ・H30.5.12仕訳『微熱空間(白泉社)』蒼樹うめを【三人以上暮らし】の棚に追加

・H30.5.12仕訳「21世紀坊ちゃん's(ジヘン)」逢坂みえこを【演出・脚色】【議論・思索】【三人以上暮らし】の棚に売掛計上

 

〈摘要〉所感

共同生活に向かないことを自覚しつつも、捨てきれない憧れがある。

『微熱空間』良い。【ラブコメ】の棚に入れたら負けな気がするのでこちらに入れる。 

もしも私に外国人の友人がいて「日本の文化を学びたいのだが」と尋ねられたら『おいピータン!!』を勧める。ごくプライベートな面白さが詰まっていると思う。

『賢者の学び舎』は防衛医大、『第九の波濤』は水産学部、『銀の匙』は農業高校、『バトルスタディーズ』は野球強豪校。学生寮が舞台の作品では、公私も、理想と現実も、容赦なく混じり合う。共同生活の面白さは、いろんな人がいることと、全体をまとめ上げる独特のルールや歴史があることだと思う。

良い作品ほど、いろんな人間を描きたいんだという作者の想いが伝わってくる。一人でも思い入れのあるキャラクターがいたら、その漫画はもう他に代えがたい。

  

本棚【ポジション・野球】

※H30.8.15本棚作成

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 (写真はH30.8.15付)

・R5.6.19仕訳『ダイヤモンドの功罪(集英社)』平井大橋を【ポジション・野球】の本棚に追加

・R5.5.22仕訳『2番セカンド(光文社)』小木ハムを【ポジション・野球】の本棚に追加

・R4.8.11仕訳『オール・ザ・マーブルズ!(KADOKAWA)』伊図透を【ポジション・野球】の本棚に追加

・R4.4.23仕訳『ベー革(小学館)』クロマツテツロウを【ポジション・野球】の本棚に追加

・R1.8.24仕訳『ドラフトキング(集英社)』クロマツテツロウを【ポジション・野球】の本棚に追加

 

《摘要》所感

社会的地位、居場所、責任、落とし所、気づかい、マウンティング。ひいてはキャラクター。人と関わる中でのプライドと才覚、我の通し方。

近代麻雀2017年3月1日号の一八先生。名前を“ワンス・リー”に変えても、あの構えは描いちゃダメだ(めちゃくちゃ笑った)。人気の有無とは別次元で、単行本にならないポジションの漫画だ。

『ショート黒松』がかっこいい。プロ野球の格好良さ。プロ野球チップスのカード裏面の選手成績に想いを馳せるよう。モーニングのこういうスタイルの漫画はグッとくるものがある。

本棚の醍醐味は、セレクションとオーダーの妙にある。整理も読書だ。書架に並ぶ背表紙が曼荼羅のようになればいいなと思う。

 

本棚【本棚】

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(写真はH30.5.9付)

・R5.9.4仕訳『探偵小説突撃隊戸槇小班(リトルプレス)』室外機室を【本棚】の本棚に追加

・R5.5.22仕訳『米蔵夫婦のレシピ帳(小学館)』片山ユキヲを【本棚】の本棚に追加

・R3.12.23仕訳『税金で買った本(講談社)』系山冏を【本棚】の本棚に追加

・R3.10.9仕訳『沼の中で不惑を迎えます。輝くな!アラフォーおっかけレズビアン!(集英社)』竹内佐千子を【本棚】の本棚に追加

・R3.2.12仕訳『耳をすませば(集英社)』柊あおいを【本棚】の本棚に追加

・R2.11.23仕訳『#かさむマンガ365(同人誌)』かさむマンガ代を【本棚】の本棚に追加

・H30.12.20仕訳『BIBLIOMANIA』マッチロを【本棚】の本棚に追加

・H30.10.28仕訳『描くよろこび(平凡社)』谷口ジローを【本棚】の本棚に追加

・H30.15仕訳『セリー(KADOKAWA)』森泉岳土を【本棚】の本棚に追加

・H30.7.8仕訳『ボクんちの幽霊(小学館)』笠原千鶴を【未分類:女性誌小学館白泉社】から【本棚】の本棚に振替

・H30.5.19仕訳『ビブリオ漫画文庫(ちくま文庫)』山田英生編を【本棚】の本棚に追加

・H30.5.19仕訳『古本屋台(集英社)』Q.B.B.久住卓也久住昌之)を【本棚】の本棚に追加

 

〈摘要〉所感

風の大地』を読んでいれば大抵のことは何とかなる。最近はクレジットカードのことを「棒の球」と呼んでいる。常に凪いだ心で本屋のレジ前に立ちたいものだ。

12連休』第7話「東京もぐらスタイル」では、家中いたるところに買ったことすら忘れた本が埋蔵されている。あの胆力は私にはない。

自室に新刊コーナー(【一人暮らし】の本棚の手前側のスペース)を設置して、読書量のバランスが崩れないようにしている。いわばその棚と実生活が私の損益計算書だ。

この本棚もあと30年ぐらい継ぎ足したら『古本屋台』のおやっさんのような風情が出るだろうか。屋台でバンドデシネを売るじじいになりたい。

早川書房70周年アンソロジー SF編』の今井哲也の4ページの短編がとても素晴らしい。未読のかたはぜひ。

 

本棚【魔法・音楽】

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(写真はH30.5.9付)

・R6.5.5仕訳『ふつうの軽音部(集英社)』クワハリ・出内テツオを【魔法・音楽】の本棚に追加

・R6.2.3仕訳『ニセモノの錬金術師(KADOKAWA)』うめ丸・杉浦次郎を【魔法・音楽】の本棚に追加

・R5.10.29仕訳『ピチカートの眠る森(白泉社)』を【魔法・音楽】の本棚に追加

・R5.5.22仕訳『夏・ユートピアノ(講談社)』ほそやゆきのを【魔法・音楽】の本棚に追加

・R5.1.2仕訳『フランチャイズ!つくだ☆マジカル(小学館)』小田扉を【魔法・音楽】の本棚に追加

・R2.10.18仕訳『シャンピニオンの魔女(白泉社)』樋口橘を【魔法・音楽】の棚に追加

・R2.9.23仕訳『ディ・カデンツ集英社)』竹坂かほりを【魔法・音楽】の棚に追加

・H30.8.26仕訳『はしっこアンサンブル(講談社)』木尾士目を【魔法・音楽】の棚に追加

・H30.5.13仕訳『うたえ!エーリンナ(星海社)』佐藤二葉を【魔法・音楽】の棚に追加

 

〈摘要〉所感

才能の話、祈りや願いの話。

楽家や魔法使いの、貸借の要点を一瞬で見抜く感性。

「体験と言葉は同じ量ずつないと」(五十嵐大介『魔女』)

チューンアップ次第でアクセスできる対象が変わる。読むと客観的な心持ちになれる。

 

本棚【漫画家】【絵師】

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・R6.5.28仕訳『去年の雪(少年画報社)』村岡栄一を【漫画家】の本棚に振替

・R5.10.14仕訳『これ描いて死ね(小学館)』とよ田みのるを【漫画家】の本棚に振替

・R5.10.14仕訳『十次と亞一(新書館)』コドモペーパーを【漫画家】の本棚に振替

・R5.9.4仕訳『はっぴーらいふ(リトルプレス)』まどめクレテックを【漫画家】の本棚に追加

・R4.1.11仕訳『あしあと(小学館)』ちばてつやを【漫画家】の本棚に追加

・R3.9.3仕訳『東京ヒゴロ(小学館)』松本大洋を【漫画家】の本棚に追加

・R2.11.23仕訳『自分たちのコミティア(同人誌)』ドイスボランチを【漫画家】の本棚に追加

・R2.8.16仕訳『パルノグラフィテイ(講談社)』板垣巴留を【漫画家】の本棚に追加

・R2.4.20仕訳『ハッピーエンド(講談社)』ジョージ朝倉を【漫画家】の本棚に振替

・R1.8.15仕訳『少女漫画のせいだからっ(集英社)』きらを【漫画家】の本棚に追加

・H30.10.27仕訳『36度(講談社)』ゴトウユキコを【漫画家】の本棚に追加

 

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(写真はH30.5.9付)

・R3.9.10仕訳「二十歳の水母(甘い水(下)(講談社)収録)」松本剛を【絵師】の本棚に追加

・R1.9.10仕訳『茶箱広重(小学館)』一ノ関圭を【絵師】の本棚に追加

・H30.6.2仕訳『宮廷画家のうるさい余白(白泉社)』久世番子を【絵師】の棚に追加

・H30.5.12仕訳『獣医者正宗捕物帳(小学館)』逢坂みえこを【好みの絵】と【絵師】の棚に追加

 

〈摘要〉所感

一番好きな漫画家マンガは『ヤコとポコ』。全コマ愛おしい。

『獣医者正宗捕物帳』の小蝶先生。ものを見る目の鋭さにぞくっとする。

「色も形も/光も/とじこめるような瞳」(『宮廷画家のうるさい余白』久世番子)。

以下、関根美有『ママール・フ・モモール、なりに』の第4章「なきむしママール」より。

「フ・モモールはよく自画像を描く。/画家の目は、運ぶ。/モチーフをキャンヴァスまで誘導する。/単純な肉体労働。/一度描いたものは二度と忘れない。/穴があくまで凝視した結果、地下鉄が開通。/水さえも/個体認識できるようになる。/自画像を描いて、/フ・モモールはフ・モモールを認識した。」

 

本棚【村】

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(写真はH30.5.9付)

・R3.9.7仕訳『リトルフォレスト(講談社)』五十嵐大介を【村】の本棚に振替

・R3.5.18仕訳『おらが村(翔泳社)』矢口高雄を【村】の本棚に振替

・R2.8.29仕訳『少年のアビス(集英社)』峰浪りょうを【村】の本棚に追加

・R2.6.28仕訳『辺境警備角川書店)』紫堂恭子を【村】の本棚に追加

・H30.5.13仕訳『たのしいたのししま(講談社)』大沖を【村】の棚に追加

・H30.5.13仕訳『みくまりの谷深(KADOKAWA)』小川幸辰を【村】の棚に追加

 

〈摘要〉所感

閉鎖的な場所特有のものごとがある。どの作品も観察眼が鋭い。実際に見聞きしたのだろうか。

この領域は松田洋子が凄い。読む漫画みんな切ない。入魂の作品群。

ものの感想で「救いようのなさ」と言うが、このとき、救う、救われるとはどういうことだろうか。

二番底、三番底、四番底。おそらく、ただやる瀬ないと思うだけでは漫画は描がかれない。描かれてある分には底がある。甘い考えかもしれないが、そう思いたい。

外へと向かわず落ちていくような思考も、作品の中で魅力として写る。過去の体験を想起させ、その感想までをも更新してしまうような作品に出会ったとき、著者の選択と感性に乗っかってみたいと思う。善悪の判断をはなれて、人間の感受性を真摯に観察する視点に、ごく根源的な共感を感じる。

『たのしいたのししま』は主人公が8才。のどかさもこの棚の持ち味だ。

行ったことのない場所には知るよしもない事情がある。

 

本棚【ラブコメ】

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(写真はH30.5.9付)

・H30.8.7仕訳【ラブコメ】と【青春】の本棚を合併

・H30.6.28仕訳『乙女怪獣キャラメリゼKADOKAWA)』蒼木スピカを【ラブコメ】の本棚に追加

 

〈摘要〉所感

外で読むと恥ずかしいので、ひとりこっそり読む。自室で煩悶絶句し、一息ついて本棚に戻す。

分かりやすい攻防の切り替わり。赤面プロレス。

サッカーより野球、FFよりドラクエ、区切りがはっきりしている方が好みなわたしには相性が良いのかもしれない。

乙嫁語りは、全力でラブコメをしているパリヤさんの章がとても好き。

知り合いの某氏によると、初恋ゾンビを読めば大抵の病気の心配は無用らしい。少なめを心がけたい。

 

本棚【老人】

※H30.8.13本棚作成

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 (写真はH30.8.13付)

・R5.5.22仕訳『マンガぼけ日和(かんき出版)』矢部太郎を【老人】の本棚に追加

・R2.8.2仕訳『ファミリーレストラン太田出版)』雁須磨子を【老人】の本棚に仮で追加

・R1.10.19仕訳『利平さんとこのおばあちゃん(エンターブレイン)』法月理栄を【老人】の本棚に追加

・R1.6.10仕訳『くそばばの詩(青林堂)』山松ゆうきちを【老人】の本棚に追加

・H31.4.16仕訳『タピシエール(秋田書店)』関根美有を【老人】の本棚に追加

 

《摘要》所感

スペリオールの2018年8月24日号、浅野いにおの『TEMPEST』を読んでどうしようもない気持ちになり、この棚を作った。

シグルイ』や『バキ』ではその道の達人として、『乙嫁語り』や『かむろば村へ』では暮らしの生き字引として、『極楽ミシン』や『古本屋台』ではひとかどの趣味人として、それぞれ老齢のキャラクターが描がかれている。『しわあせ』と『レオン・ラ・カム』の爺ふたりは、人の欲や個性が誇張・濃縮されたような存在だ。

比べて『TEMPEST』の“最後期高齢者”は“キャラクター”とは言い換えがたい。デフォルメされつつも精緻な絵と、直接的な表現が、読者に抽象化を許さない。人間が図鑑の挿絵のように描かれていると言ったらいいだろうか。高齢である事が漫画でどう描かれていくのか、今後の基準になる作品だと思う。

小田扉の『江豆町』に出てくる「江豆ジャンケン」は、宇宙・乗り物・犬・老人の4すくみ。老人は犬に負け、乗り物とあいこで、宇宙に勝つ。よくわからないが著者の世界観だなと納得してしまう感じがある。詩的にも哲学的にもなりすぎない良さがある。

作中に老人が登場すると「何をリアルに感じるか」という価値観が、作者・読者とも試されるのだと思う。齋藤なずなの『夕暮れへ』に、高齢者をテーマにした2編の傑作がある。生々しく、実感を伴って読める。他にも本になってない作品が多くあるようなので、地道に探して読んでみたい。

アックス86号には、関根さんの『ユングフラウヨッホ』が掲載されている。老夫婦と孫の三人のお話で、『はびこる愛』収録の『アルプススタンド』をリメイクした作品だ。いくつものテーマが内包されたとても懐の深い短編なのだが、この二人もまだ「最後期高齢者」の手前で、先の人生があるのだと思うと読み方も変わってくる。

このテーマにまつわる作者の工夫は、時にささやかだが、総じて作意の核心に触れるものだろうと思う。注意深く読みたい。

 

本棚【侘しさ】

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(写真はH30.5.9付)

・R6.4.28仕訳『夏の終点(小学館)』西尾拓也を【侘しさ】の本棚に追加

・R5.10.8仕訳『わっちゃんはふうりん(秋田書店)』サメマチオを【侘しさ】の本棚に振替

・R5.9.3仕訳『陽だまり(講談社ビーシー/講談社)』安西水丸を【侘しさ】の本棚に追加

・R4.6.14仕訳『断腸亭にちじょう(リイド社)』ガンプを【侘しさ】の本棚に追加

・R4.2.9仕訳『きなこ屋のばあさん(晶文社)』つげ忠男を【侘しさ】の本棚に追加

・R3.4.25仕訳『ムー・タウンの子供たち(同人誌)』増村十七を【侘しさ】の本棚に追加

・R3.4.24仕訳『フールナイト(小学館)』安田佳澄を【侘しさ】の本棚に追加

・R3.2.28仕訳『現代マンガ選集-日常の淵(ちくま文庫)』を【侘しさ】の本棚に追加

・R2.9.8仕訳『ゲーム・オーバー(朝日ソノラマ)』奥友志津子を【侘しさ】の本棚に追加

・R2.9.8仕訳『妖精おとし(朝日ソノラマ)』堀泉下を【侘しさ】の本棚に追加

・R2.8.1仕訳『娼婦(北冬書房)』菅野修を【侘しさ】の本棚に追加

・R2.6.22仕訳『男一発(青林堂)』辰巳ヨシヒロを【侘しさ】の本棚に追加

・R1.7.1仕訳『あした死ぬには、(太田出版)』雁須磨子を【侘しさ】の本棚に追加

・R1.5.21仕訳『コスモス(イースト・プレス)』光用千春を【侘しさ】の本棚に追加

・H31.4.16仕訳『タピシエール(秋田書店)』関根美有を【侘しさ】の本棚に追加

・H31.1.4仕訳『Supectator vol.43』を【侘しさ】の本棚に追加

・H31.1.3仕訳『東京グッドバイ(北冬書房)』鈴木翁二を【未分類】から【侘しさ】の本棚に振替

・H31.1.3仕訳『東京命日(青林工藝舎)』島田虎之介を【未分類】から【侘しさ】の本棚に振替

・H30.12.30仕訳『パンダ探偵社(リイド社)』澤江ポンプを【侘しさ】の本棚に追加

・H30.5.31仕訳『湯遊ワンダーランド(扶桑社)』まんしゅうきつこを【侘しさ】の本棚に追加

 

〈摘要〉所感

総資産と総負債の差額とは割りきれない。

一枚の写真からにじみ出るようなもの。

『夕暮れへ』、傑作。

『シティライツ』、もの哀しい状況で笑う人たち。eye気道の話が好き。

『湯遊ワンダーランド』、有刺鉄線に囲まれた架空の村をユンボで耕すきつこ先生。言い知れない思いが生じた。

島田虎之介の『九月十月』が写真から漏れた。美しい作品だと思う。

虚無に口笛を吹くような侘しい読書がしたい。